運搬道路の測量と道路の設計適合

運搬道路は勾配、横断勾配、幅員、路肩土手の高さで設計されますが、トラックの走行で4つすべてがずれていきます。これまでその確認は、GNSSポールを持った測量士が道路に立ち、運搬サイクルの中の軽車両で、安全に停車できる場所の断面を観測するものでした。

交通の中を走る車両からスキャンすれば、道路全体がひとつの面になります。1 mごとの勾配と横断勾配、全長にわたる幅員と路肩土手の高さ、そして先週から路面が変化したポットホールや軟弱箇所が分かります。

要点

道路を閉鎖せずに運搬道路をどう測量しますか

車両に載せたSLAM LiDARスキャナーが、交通の中で道路全体を±15 mmで記録します。勾配、横断勾配、幅員、路肩土手の高さを1 mごとに計測します。

  • 走行しながら測量運搬サイクルの中の車両にスキャナーを搭載。閉鎖も停車もありません。
  • 1 mごとに勾配、横断勾配、幅員、路肩土手の高さを、点在する断面ではなく連続した計測値として。
  • 設計との比較勾配が基準を超える箇所と、横断勾配が逆転した箇所。
  • 先週からの変化ポットホール、わだち掘れ、軟弱箇所を前回の走行からの変化として。

道路が測量士の止まれる場所でしか確認されない理由

運搬道路の適合確認は、点在する断面で行われてきました。測量士が断面まで車で行き、安全に停車できる場所で止まり、トラックが通過する中でGNSSポールを使って道路の横断を観測します。勾配は2つの断面の差、横断勾配は1つの断面、幅員は両側の路肩、路肩土手の高さは頂部と基部の観測です。断面は安全に停車できた場所であって、道路の状態が最も悪い場所ではなく、その間の道路は適合していると仮定されます。

設計に適合しない道路は、タイヤ、燃料、サイクルタイムを犠牲にし、鉱山の車両事故の多くが起きる場所でもあります。積載走行区間での基準を超える勾配、水がたまるように逆転した横断勾配、グレーダーでタイヤに必要な高さより低く押し下げられた路肩土手。いずれも点在する断面がたまたまその位置に当たらなければ見逃される不具合で、トラックによって発見されます。

車両に載せたスキャナーが道路全体を測量します。軽車両に取り付けたArtec Jetが、通常の交通の中を走行しながら路面、路肩、路肩土手を±15 mmで記録します。停車は不要で、測位にGPSも必要ありません。Artec Twinsが走行データを鉱山座標系に地理参照します。勾配と横断勾配は1 mごとに、幅員と路肩土手の高さは全長にわたり、すべて道路設計基準に対して計測されます。1週間後の走行データを重ねれば、路面が変化した箇所が分かります。

走行から適合レポートへ

測量は、通常の交通の中を通常速度で道路を走るだけです。

  1. 1. 道路を走行軽車両に載せたJetが、路面、路肩、路肩土手を停車せずに±15 mmで記録します。
  2. 2. 地理参照TwinsがGNSSで走行経路を鉱山座標系に配置するため、1 mごとに真の座標と標高が付きます。
  3. 3. 1 mごとに計測勾配、横断勾配、幅員、路肩土手の高さを道路に沿った連続断面として。
  4. 4. 基準と比較勾配超過、横断勾配の逆転、幅員不足、路肩土手の高さ不足の区間を位置付きで表示。
  5. 5. 前回の走行と比較ポットホール、わだち掘れ、軟弱箇所を前回の走行からの変化として。グレーダーの作業リストになります。

この作業に適したスキャナー

運搬道路は走行速度で測量します。それはモバイルスキャナーの役割です。

Artec Jet SLAM LiDARスキャナー

Artec Jet

最適な用途
運搬道路網全体を、通常交通の中で走行
種別
マルチモーダルSLAM LiDAR
精度(最大)
坑内±10 mm、一般±15 mm
変化検出
±5 mm
測定範囲
0.5〜300 m
位置ドリフト
±0.03%
運用形態
ハンドヘルド、バックパック、ポール、ドローン、車両、ケージ、ロボット

車両に載せたJetが、走行しながら地表で±15 mmで道路を記録し、GNSSの測位の間もドリフトを±0.03%に保ちます。本体で16時間の取得が可能なため、道路網全体を閉鎖なしに1シフトでカバーできます。360° × 290°の視野で路面とともに両側の路肩と路肩土手を捉えるため、幅員と路肩土手の高さも勾配や横断勾配と同じ走行で得られます。

Artec Ray II 長距離レーザースキャナー

Artec Ray II

最適な用途
交差点、ランプ、争点となっている道路区間を測量グレードで
種別
据置型長距離レーザー、三脚設置
精度(最大)
10 mで1.9 mm、20 mで2.9 mm、40 mで5.3 mm
測距ノイズ
10 mで0.4 mm
測定範囲
0.5〜130 m
スキャン時間
3 mm・10 m・テクスチャなしで1分42秒
視野
360°×300°

道路の一区間をミリメートル単位で計測する必要がある場合(争点となっているランプの勾配、交差点の再設計、補修後の区間)、三脚上のRay IIが2分以内に10 mで1.9 mmで記録し、走行によるJetの測量がそこに位置合わせされます。

交通の中を1回走行するだけで運搬道路の勾配、横断勾配、路肩土手の高さを1 mごとに計測し、先週からの変化からグレーダーの作業リストを作る様子をご覧ください。道路保守監督者向けのデモをご予約ください。

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道路保守監督者からよくあるご質問

測量のために道路を閉鎖する必要はありますか

いいえ。スキャナーは通常の交通の中を通常速度で走る軽車両に載せます。視野に入ったトラックは処理で除去され、道路はありのままの姿で計測されます。

勾配の精度はどの程度ですか

面は±15 mmで記録され、鉱山座標系上に地理参照されるため、任意の区間の勾配と任意の断面の横断勾配を、道路設計基準の規定を十分に下回る誤差で計測できます。

路肩土手の高さは計測できますか

はい。路肩土手は道路の両側の面としてスキャンに含まれ、走行面からの高さが全長にわたって計測されます。タイヤ高さ基準への適合で重要になる確認です。

週ごとの変化はどう活用しますか

保守リストとして使います。今週の走行データを先週のものに重ねると、路面が沈下した箇所、わだちができた箇所、水たまりができた箇所が位置と変位量付きで分かります。グレーダーはいつものルートではなく、道路が変化した場所に向かえます。

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